2013年 12月 04日
大事な時期&おまけ(子犬を迎える時) |
黒柴のK君です。
会う前にお話を伺った限りだと、難しい印象を受けました。

実際に会ってみないと何も分からないのですが、
状況次第では、厳しい事を言わないといけないかもしれないと思いながら
ご自宅を訪問することになりました。
初訪問した時のこと。玄関を開けると、サークルの中から大きな声で
「ワワワワンワ〜ン、アオーン、ヒャンワンキャンキャン」と
吠えながら、こちらを見つめるK君の姿。
生後5ヶ月になったばかりというK君は、8.7kgで
成犬柴犬くらいある、なかなか大きな体。しかし、顔つきはまだ子供っぽい。
丁度、大人と子供の境目のような印象でした。
そして、丁度乳歯が永久歯へと抜け替わる時期の真っ最中。

耳を倒し、慌ただしく動き回りつつワンワン吠えながら、
「オマエは誰だ?ここはボクの家だぞ。怖いかな?でも、嬉しいな。
ここ(サークル)から出してよ。こっちへ来て遊ぼうよ。」
という感じでした。不安と警戒心の中に少し従順さを見せつつ、
それらを上回る好奇心と喜びを全身で表しており、
体同様に心もまさに大人と子供の間という印象。
極めつけは、複雑な気持ちが一度に表情に現れた結果、
「笑っている」のでした。
犬で歯を見せて笑うコがいるのは知っていましたが、
実際にはあまり見た事はありませんでした。
耳を寝かせて、目を細めて、歯を見せて、体をくねらせている
その表情と行動を見て、少し安心しつつ、サポートできそうな
可能性を感じました。
興奮が落ち着いてから挨拶を済ませました。
サークルから出すとすぐ興奮して、強めの甘噛みが目立ちました。
その後、接して行くうちに基本的には撫でられ好きで人懐っこく
食いしん坊でおもちゃ遊びが好きなコということが分かりました。
そして、拘束感を感じる物を身に着けることに対して、
過剰に反応することも分かりました。

既に、自分の主義主張がはっきりとしていて、自分の意思を伝える手段も豊富。
訴えるための、ねばり強さも持ち合わせていることを感じました。
物事をしっかり観察して、そこから瞬時に様々なことを
考えている様が良くわかり、とても賢いことが分かりました。
それに加えて、身体能力が高く動きの素早さにびっくり。

柴犬は、犬飼育の初心者の方が飼育するのは
むずかしいと言われている犬種です。
その理由は、柴犬含む和犬が本来「番犬・猟犬」として
役立って来たことがあるでしょう。
「屋外飼育・中型〜大型・自立心が強い・警戒心強い・頑固・運動量多い・
よく吠える・他犬、他人はどうでも良いor敵・拘束されるのが苦手・合理的な賢さ」
という要素があるかと思いますが、現在のように、
「室内飼育・小型・攻撃性なし・警戒心少ない・従順・運動量少なめ・大人しい・
他犬、他人に対して懐っこくて平和」な犬が、
一般的に飼い易いとされている所があるので、
そういう点からすると、真逆な部分が多いのかもしれません。

元々従順なタイプであれば、あまり心配ないのですけれども、
なかなか、強気でチャレンジャーな一面を見せるタイプには、
7ヶ月頃になるまでに、従順さを養いルールを教えてしっかりとした
関係を築けていれば、多少のやんちゃさはあっても、将来本気噛みの攻撃性や
コントロール不可能な困った事態までには、至らなく出来るだろうと推測し、
他の犬種よりも、その点をスピーディーに取り組まないとならないと
常々感じている事から、それを予防する為に日々取り組む事、
まだ幼さが残る今がギリギリのタイミングであることや、
「今しか出来ないことがある」ということを強調してお伝えしました。
K君が、皆に愛される安心な柴犬になるように出来る限りの
サポートをと思っていますが・・・果たして数ヶ月後、どうなることやら?!


犬は家庭内だけでなく、近隣社会に関わって行く生き物です。
その犬の生涯に渡って関係する人達や犬達が、
皆笑顔で平和でいられるように努めることは、家族の義務でもあり、
何よりその犬自身の幸せに繋がることに違いありません。

それにしても、子犬ながらいっちょまえであろうとしたり
一瞬一瞬何かを考え学習し、成長しているK君の姿はとても可愛らしく、
一緒にお散歩すれば、柴犬好きな皆さんが必ず声をかけてくれます。
くるんと巻いた尻尾を高々と掲げて、凛々しく歩く姿もたまりません。

初めて聞く音に、耳を傾け首をかしげてじっと見入る姿や、
明らかに悪だくみしている時に、それがはっきり表情に出ていたり、
いじけてしゅんとしてみたり、嬉しくて笑顔になってみたりと表情も豊か。
日本人の中には、脈々と和犬好きな血が流れているのかもしれませんね。

犬種によって、体も心も大人になるスピードは様々ですが、
柴犬は成熟するまでの期間が、かなり短いように思います。
だから、3回目のワクチンを待ってから、外に出すのではなく
親兄弟と接しながら、生後1ヶ月半〜2ヶ月くらいから、
屋外に出たりして、少しづつ色々な刺激に慣れさせながら、
順応性を高めつつ、育てるのが良いように思いますので、
ブリーダーさんの所で、そういうことも含めて、
経験させてくれていれば良いように思います。
子犬の時期、それもごくわずかな期間にしか教えられないことは沢山あります。
※おまけ 子犬を迎える時(迎える前)にお勧めすること
会う前にお話を伺った限りだと、難しい印象を受けました。

実際に会ってみないと何も分からないのですが、
状況次第では、厳しい事を言わないといけないかもしれないと思いながら
ご自宅を訪問することになりました。
初訪問した時のこと。玄関を開けると、サークルの中から大きな声で
「ワワワワンワ〜ン、アオーン、ヒャンワンキャンキャン」と
吠えながら、こちらを見つめるK君の姿。
生後5ヶ月になったばかりというK君は、8.7kgで
成犬柴犬くらいある、なかなか大きな体。しかし、顔つきはまだ子供っぽい。
丁度、大人と子供の境目のような印象でした。
そして、丁度乳歯が永久歯へと抜け替わる時期の真っ最中。

耳を倒し、慌ただしく動き回りつつワンワン吠えながら、
「オマエは誰だ?ここはボクの家だぞ。怖いかな?でも、嬉しいな。
ここ(サークル)から出してよ。こっちへ来て遊ぼうよ。」
という感じでした。不安と警戒心の中に少し従順さを見せつつ、
それらを上回る好奇心と喜びを全身で表しており、
体同様に心もまさに大人と子供の間という印象。
極めつけは、複雑な気持ちが一度に表情に現れた結果、
「笑っている」のでした。
犬で歯を見せて笑うコがいるのは知っていましたが、
実際にはあまり見た事はありませんでした。
耳を寝かせて、目を細めて、歯を見せて、体をくねらせている
その表情と行動を見て、少し安心しつつ、サポートできそうな
可能性を感じました。
興奮が落ち着いてから挨拶を済ませました。
サークルから出すとすぐ興奮して、強めの甘噛みが目立ちました。
その後、接して行くうちに基本的には撫でられ好きで人懐っこく
食いしん坊でおもちゃ遊びが好きなコということが分かりました。
そして、拘束感を感じる物を身に着けることに対して、
過剰に反応することも分かりました。

既に、自分の主義主張がはっきりとしていて、自分の意思を伝える手段も豊富。
訴えるための、ねばり強さも持ち合わせていることを感じました。
物事をしっかり観察して、そこから瞬時に様々なことを
考えている様が良くわかり、とても賢いことが分かりました。
それに加えて、身体能力が高く動きの素早さにびっくり。

柴犬は、犬飼育の初心者の方が飼育するのは
むずかしいと言われている犬種です。
その理由は、柴犬含む和犬が本来「番犬・猟犬」として
役立って来たことがあるでしょう。
「屋外飼育・中型〜大型・自立心が強い・警戒心強い・頑固・運動量多い・
よく吠える・他犬、他人はどうでも良いor敵・拘束されるのが苦手・合理的な賢さ」
という要素があるかと思いますが、現在のように、
「室内飼育・小型・攻撃性なし・警戒心少ない・従順・運動量少なめ・大人しい・
他犬、他人に対して懐っこくて平和」な犬が、
一般的に飼い易いとされている所があるので、
そういう点からすると、真逆な部分が多いのかもしれません。

元々従順なタイプであれば、あまり心配ないのですけれども、
なかなか、強気でチャレンジャーな一面を見せるタイプには、
7ヶ月頃になるまでに、従順さを養いルールを教えてしっかりとした
関係を築けていれば、多少のやんちゃさはあっても、将来本気噛みの攻撃性や
コントロール不可能な困った事態までには、至らなく出来るだろうと推測し、
他の犬種よりも、その点をスピーディーに取り組まないとならないと
常々感じている事から、それを予防する為に日々取り組む事、
まだ幼さが残る今がギリギリのタイミングであることや、
「今しか出来ないことがある」ということを強調してお伝えしました。
K君が、皆に愛される安心な柴犬になるように出来る限りの
サポートをと思っていますが・・・果たして数ヶ月後、どうなることやら?!


犬は家庭内だけでなく、近隣社会に関わって行く生き物です。
その犬の生涯に渡って関係する人達や犬達が、
皆笑顔で平和でいられるように努めることは、家族の義務でもあり、
何よりその犬自身の幸せに繋がることに違いありません。

それにしても、子犬ながらいっちょまえであろうとしたり
一瞬一瞬何かを考え学習し、成長しているK君の姿はとても可愛らしく、
一緒にお散歩すれば、柴犬好きな皆さんが必ず声をかけてくれます。
くるんと巻いた尻尾を高々と掲げて、凛々しく歩く姿もたまりません。

初めて聞く音に、耳を傾け首をかしげてじっと見入る姿や、
明らかに悪だくみしている時に、それがはっきり表情に出ていたり、
いじけてしゅんとしてみたり、嬉しくて笑顔になってみたりと表情も豊か。
日本人の中には、脈々と和犬好きな血が流れているのかもしれませんね。

犬種によって、体も心も大人になるスピードは様々ですが、
柴犬は成熟するまでの期間が、かなり短いように思います。
だから、3回目のワクチンを待ってから、外に出すのではなく
親兄弟と接しながら、生後1ヶ月半〜2ヶ月くらいから、
屋外に出たりして、少しづつ色々な刺激に慣れさせながら、
順応性を高めつつ、育てるのが良いように思いますので、
ブリーダーさんの所で、そういうことも含めて、
経験させてくれていれば良いように思います。
子犬の時期、それもごくわずかな期間にしか教えられないことは沢山あります。
※おまけ 子犬を迎える時(迎える前)にお勧めすること
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by scentline
| 2013-12-04 20:48
| ドッグトレーニング・コラム
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