2008年 10月 20日
色々な可能性 |
前回、記載した人と動物の共通感染症のお話の続きです。
「イヌブルセラ症」の集団感染が発覚した件ですが、
ニュース記事としてUPされていたり、
朝の報道テレビ番組でも取り上げられていました。
施設を利用した方が、愛犬の血液検査をなさった結果、
擬陽性と判明したケースも出てきたようです。
朝のTV番組では、それほど怖がる必要はないということで、伝えられていました。
(濃厚な接触を避ければ、人に感染する可能性は、
非常に低いという点で、過度に怖がる必要はない。というニュアンスに感じました。)
ブルセラ症は、繁殖に携わる場所に無縁で生活していれば、
普通の飼い主さんには、無縁な病気であるはずなのですが、
今回は、集団感染が発覚したお店が提供していたサービス形態が、
ドッグレンタル、ホテル、美容、ドッグラン、ドックカフェ
しつけ教室&こいぬ幼稚園、ブリーダー&こいぬ販売、
セラピードッグ等多岐に渡っていたことから、
関係した一般の飼い主さんも多く、
また、お店の所有する犬をレンタルするというサービスにおいては、
その詳細のシステムは分かりませんが、どうやら
お店の敷地内だけでのレンタルではなかったようで、
お客さんが、お店から借りた犬を、色々と好きな場所に連れて行けたり、
連れて帰って、お泊りさせたり、そういうことが出来たようです。
ブルセラ症に感染してしまった犬達の行動範囲が、誰にも把握できない点が、
不安を広めた結果になったようでした。
イヌブルセラ症についての情報は
このニュースを機に、非常に沢山出てきました。
なんとなく理解できたものの、あいまいな点が多かったので、
実際に獣医さんに聞いてみたりしました。
都内で、地域の異なる2つの動物病院の、
獣医さんに聞いてみたので、紹介しますと、、、
ある病院の獣医さんのお話では、
集団感染が発生した施設を利用していた方が
警戒するのは分かるけれど、それ以外のケースであれば、
感染している確率はゼロとは言い切れないけれど、極めて低いと思う。
ブルセラ症の集団感染は、繁殖場や多頭飼育の場でしか発生しない場合が多く、
菌の濃さ(という表現をなさっていました)が濃い場所で、生活を共にしているなど
密に関係している状況であれば、感染する可能性があるが、
避妊去勢をしており、多頭飼育をしていない環境や、
ニュースになったお店と全く関係ない場所の、
ドッグラン、ホテル、トリミング等を利用している状況ならば、、、、。
ブルセラ菌の感染力が、それほど強いものであると思えないし、
検査をして欲しいと言われれば、断ることはしませんが、
検査に意味はないと思う。というご意見でした。
今、検査した所で、現時点までの感染の有無は分かるけれど、
今後については、定期的な検査をすることでしか分からない。
ということでした。
実際に、検査に来た人がいるかどうかを聞いてみると、
検査に来た人はいるようで、(10/18の時点で)
その方は、擬陽性の犬が遊びに来ていたと言われるドッグランで愛犬を遊ばせたから。
という理由で、その病院に検査にいらしたようです。
別の病院では、ニュースになったことから、検査に来る人がいるだろうと
説明できるように、ブルセラについての知識を増やすなどして準備をしていたものの、
検査につれてきた人はゼロ、(10/18の時点で)とのことでした。
そこの獣医さんが、検査機関に問い合わて下さった所、
普段なら、4、5日で結果が出るけれど、
混みあっているので、採血してから、結果が出るまで1週間ほどかかることと、
今の所、検査機関では、陽性はゼロ(10/18の時点で)とのことでした。
※しかし、その後のニュースでは、お店の施設利用者の
愛犬から擬陽性の反応が出たという情報も出てきたことから、
状況は変化しつつあるようです。
実際の所、都内の病院で検査を依頼した結果、早い所だと、
3日後には結果が出ていたので、混雑時であっても、
1週間も待つことはありませんでした。
検査費用は、いづれの病院も¥7,000でした。
また、今回の件で獣医さん同士も情報を頻繁にやりとりしているようで、
AHTの方のお話では、無症状の為、生まれた時から、感染している場合もあったり、
感染していても、一切気づかれることなく、
普通に生活を送って、一生を終えた犬もこれまでにいたであろうことから、
これまでは、検査する飼い主さんが、ほとんどいなかったから分からなかっただけで、
今回の件を機に調べたら、感染していたというケースも出てくると思うし、
今後、検査する犬の数が増えて、現状が把握されてくると、
行政の対応も変化してくるかもしれない。というご意見でした。
検査を受けることの意味は、ライフスタイルにもよるけれど、
不特定多数の犬達が集まる場につれて行くようなライフスタイルである場合は、
検査を受けることに、意味がないことはない。というような見解でした。
2つの獣医さんにしか聞いていませんが、獣医さんによって、見解も異なるようです。
また、ブルセラ症に感染していても、子犬が産まれることがあるのですか?
と、聞いてみたところ6割くらいが流産・死産というお話も聞けたので、
子犬が生まれるケースもあるようです。
ここからは、私の個人的な感想ですが、
おそらく、今回の件を知っても、愛犬を検査しない人が大半だと思います。
任意であっても、検査の推奨が行政や獣医さんから行われたり、
犬に関するサービス業を行う人達から、推奨されなければ、
検査する必要には迫られないでしょう。
うちの犬は、今回の件に何一つ該当しないし、
陽性であるわけがない。と、思っていても、
検査しないと、誰も確信が得られない以上、
念のため。という危機管理意識の気持ちを一人一人が持てるかどうかが、
大きいのかもしれない。と、今回の件で、感じました。
また、もう一つ感じたのは
昔と異なり、一般の家庭犬も、全国各地に犬達が移動している現代です。
他府県への犬連れ旅行やオフ会、イベント、子犬の販売も空輸等も含めて
いつでも、全国どこへでも移動できる現状です。
発生した一部の地域のみの問題。という風には思えないなと感じました。
一番感染率が高いという、犬の交配による感染は
避妊去勢をしていれば無縁な話ですが、
交配自体は、お店やブリーダーのみならず、
一般家庭の犬であっても獣医さんや、専門家の方に頼んだり、
友人・知人の間等でも、飼い主同士の合意があれば、交配が行われています。
一般の飼い主さんでも、交配相手を選び、交配の為に
遠くの他府県まで出向くことも、珍しくありません。
現在では、個人繁殖や多頭飼育しているケースも多く
誰の犬が、いつ、どこで、どの犬と交配したのかということを、
飼い主さん以外の人が、詳細を把握できるわけもないですし、
その現実を受け止めれば、不特定多数の犬が集まる場やサービスを
利用している場合、(ドッグラン・ドッグホテル・トリミング・グループトレーニング・イベント等)
自分の愛犬が感染の危機に面している可能性は、決してゼロではないと感じます。
ただし、一時利用するような場所での感染率は、
可能性として非常に低いらしい。ということや
同じ場所で生活をしていたり、犬同士の触れあいが多い状況下において
菌が濃い状況であると、交配せずとも、
感染する可能性があるということが分かりました。
(あくまでも、話を聞いて、私個人が感じたことですが。)
私も、ドッグトレーナーをしている身ですから、
今後のトレーニング、特にグループクラスをする際には、
お一人、お一人に、狂犬病・混合ワクチン等の接種の有無を聞くのと同様に、
現在関係している方々には、今回の件と、全く関係ない方であっても、
それらについてをお話したり、質問したりするかもしれません。
失礼に思われるかもしれませんが、ご了承頂ければ幸いです。
また、一度検査したからといって、その後の感染の有無は、
定期的なチェックでしか分からないので、
その判断は、飼い主さん次第ではありますが、
一度しておけば、もし何かの際に検査の有無を聞かれるようなことがあった場合、
憶測でなく、明確に回答できたり、それまでのライフスタイルで、
感染せずに過ごせているということが、大体であっても、
自分で把握できるのではないかな~と思います。
(しかしながら、今後同じライフスタイルであっても感染しない確率は
ゼロではありませんが)
万が一にも、今、現在、関係している方々の愛犬たちを、感染の危機に晒したり、
被害者にも加害者にも、絶対になって欲しくないと思いますので、、、。
検査を済ませ、陰性と分かった方同士の犬の接触は安心ですが、
それ以外だと、なんとも言えない状況なのが、現状なのかもしれないので、
検査を受けさせない。という、選択をする場合は、
非常にハイレベルな、トイレトレーニングに努めたり、
人の顔をなめさせないように、(特に妊婦さんや女性)
色々、気をつけて生活する必要も出てくるのかもしれません。
かなり神経質で嫌な感じですが、安全を考えるとそこまでしなくちゃ
他の人達や犬達への安心に、ならないのかな、、、。と、感じました。
私なりに調べたり、聞いたりした結果、
浦安や五反田のお店を利用したことのある犬だけではなく、
不特定多数の犬が集まる場を利用したことのある人は
これを機に、愛犬に、検査をさせておくことが、
万が一のためにも、良いと思います。
施設を利用していなくても、犬を飼っている仲間や、
友人知人のお家に、長期に預けたり預かったりするケースも、
よくあることだと思います。
ブルセラ症を、闇雲に怖がる必要はないものの、
自分の安心のためにも、周囲の安心のためにも、
安全に、念を入れておくことに、越したことはないように感じました。
また、獣医さんにブルセラ症検査についてをお聞きした時に、
「海外へ連れて行かれる予定などがおありですか?」
と聞いてこられたので、
今後、海外へ犬を連れて行かれる方などは、検査しておくと良いようです。
ブルセラ症の症状が、はっきりと分かりづらい点や、
予防薬がないことと、完治が難しい病気という点が
やっかいな点でもありますから、
(このニュースを知った、全国の獣医さん達は、
ブルセラ症の検査を推奨したりしないのかな?と思い、
後日、ある獣医さんに、「獣医さんからは、検査の推奨などをしないのですか?」
と聞いたら、「義務はないので。」という一言で片付けられてしまいました、、、。)
不特定多数の犬が集まる、施設利用において、
狂犬病や混合ワクチン接種した犬のみ利用できるという、
条件が一般的であるように、
ブルセラ症の検査した犬であるかどうかの条件も、今後の検査結果の
状況次第では、入ってくることも、もしかしたら、ありえるのかもしれません。
私の愛犬も、京都にいますが、全く関係ないと思わずに、
検査を受けさせたいと思います。
また、今後、犬を迎えようと思っている方は、
犬を迎える前に、譲渡してくれる側の方に、
ブルセラ症の検査を、所有している犬達に
受けさせたことがあるかどうか、
聞いてみることも必要かもしれません。
ペットショップからでも、ブリーダーからでも、
友人や知人からでも、保健所からでも保護団体からでも、
どこから犬を家族に迎える場合であっても、
質問するのは自由ですし、知っておいて、損はないはずなので。
色々なことに、警戒心を持たなければならない、寂しいご時世ですが、
気をつけることで、安心と安全への基準が上がるのならば、
常には気をつけることは無理でも、何かしらの警告らしきものを感じた時だけでも、
意識することは、大事なような気がします。
「イヌブルセラ症」の集団感染が発覚した件ですが、
ニュース記事としてUPされていたり、
朝の報道テレビ番組でも取り上げられていました。
施設を利用した方が、愛犬の血液検査をなさった結果、
擬陽性と判明したケースも出てきたようです。
朝のTV番組では、それほど怖がる必要はないということで、伝えられていました。
(濃厚な接触を避ければ、人に感染する可能性は、
非常に低いという点で、過度に怖がる必要はない。というニュアンスに感じました。)
ブルセラ症は、繁殖に携わる場所に無縁で生活していれば、
普通の飼い主さんには、無縁な病気であるはずなのですが、
今回は、集団感染が発覚したお店が提供していたサービス形態が、
ドッグレンタル、ホテル、美容、ドッグラン、ドックカフェ
しつけ教室&こいぬ幼稚園、ブリーダー&こいぬ販売、
セラピードッグ等多岐に渡っていたことから、
関係した一般の飼い主さんも多く、
また、お店の所有する犬をレンタルするというサービスにおいては、
その詳細のシステムは分かりませんが、どうやら
お店の敷地内だけでのレンタルではなかったようで、
お客さんが、お店から借りた犬を、色々と好きな場所に連れて行けたり、
連れて帰って、お泊りさせたり、そういうことが出来たようです。
ブルセラ症に感染してしまった犬達の行動範囲が、誰にも把握できない点が、
不安を広めた結果になったようでした。
イヌブルセラ症についての情報は
このニュースを機に、非常に沢山出てきました。
なんとなく理解できたものの、あいまいな点が多かったので、
実際に獣医さんに聞いてみたりしました。
都内で、地域の異なる2つの動物病院の、
獣医さんに聞いてみたので、紹介しますと、、、
ある病院の獣医さんのお話では、
集団感染が発生した施設を利用していた方が
警戒するのは分かるけれど、それ以外のケースであれば、
感染している確率はゼロとは言い切れないけれど、極めて低いと思う。
ブルセラ症の集団感染は、繁殖場や多頭飼育の場でしか発生しない場合が多く、
菌の濃さ(という表現をなさっていました)が濃い場所で、生活を共にしているなど
密に関係している状況であれば、感染する可能性があるが、
避妊去勢をしており、多頭飼育をしていない環境や、
ニュースになったお店と全く関係ない場所の、
ドッグラン、ホテル、トリミング等を利用している状況ならば、、、、。
ブルセラ菌の感染力が、それほど強いものであると思えないし、
検査をして欲しいと言われれば、断ることはしませんが、
検査に意味はないと思う。というご意見でした。
今、検査した所で、現時点までの感染の有無は分かるけれど、
今後については、定期的な検査をすることでしか分からない。
ということでした。
実際に、検査に来た人がいるかどうかを聞いてみると、
検査に来た人はいるようで、(10/18の時点で)
その方は、擬陽性の犬が遊びに来ていたと言われるドッグランで愛犬を遊ばせたから。
という理由で、その病院に検査にいらしたようです。
別の病院では、ニュースになったことから、検査に来る人がいるだろうと
説明できるように、ブルセラについての知識を増やすなどして準備をしていたものの、
検査につれてきた人はゼロ、(10/18の時点で)とのことでした。
そこの獣医さんが、検査機関に問い合わて下さった所、
普段なら、4、5日で結果が出るけれど、
混みあっているので、採血してから、結果が出るまで1週間ほどかかることと、
今の所、検査機関では、陽性はゼロ(10/18の時点で)とのことでした。
※しかし、その後のニュースでは、お店の施設利用者の
愛犬から擬陽性の反応が出たという情報も出てきたことから、
状況は変化しつつあるようです。
実際の所、都内の病院で検査を依頼した結果、早い所だと、
3日後には結果が出ていたので、混雑時であっても、
1週間も待つことはありませんでした。
検査費用は、いづれの病院も¥7,000でした。
また、今回の件で獣医さん同士も情報を頻繁にやりとりしているようで、
AHTの方のお話では、無症状の為、生まれた時から、感染している場合もあったり、
感染していても、一切気づかれることなく、
普通に生活を送って、一生を終えた犬もこれまでにいたであろうことから、
これまでは、検査する飼い主さんが、ほとんどいなかったから分からなかっただけで、
今回の件を機に調べたら、感染していたというケースも出てくると思うし、
今後、検査する犬の数が増えて、現状が把握されてくると、
行政の対応も変化してくるかもしれない。というご意見でした。
検査を受けることの意味は、ライフスタイルにもよるけれど、
不特定多数の犬達が集まる場につれて行くようなライフスタイルである場合は、
検査を受けることに、意味がないことはない。というような見解でした。
2つの獣医さんにしか聞いていませんが、獣医さんによって、見解も異なるようです。
また、ブルセラ症に感染していても、子犬が産まれることがあるのですか?
と、聞いてみたところ6割くらいが流産・死産というお話も聞けたので、
子犬が生まれるケースもあるようです。
ここからは、私の個人的な感想ですが、
おそらく、今回の件を知っても、愛犬を検査しない人が大半だと思います。
任意であっても、検査の推奨が行政や獣医さんから行われたり、
犬に関するサービス業を行う人達から、推奨されなければ、
検査する必要には迫られないでしょう。
うちの犬は、今回の件に何一つ該当しないし、
陽性であるわけがない。と、思っていても、
検査しないと、誰も確信が得られない以上、
念のため。という危機管理意識の気持ちを一人一人が持てるかどうかが、
大きいのかもしれない。と、今回の件で、感じました。
また、もう一つ感じたのは
昔と異なり、一般の家庭犬も、全国各地に犬達が移動している現代です。
他府県への犬連れ旅行やオフ会、イベント、子犬の販売も空輸等も含めて
いつでも、全国どこへでも移動できる現状です。
発生した一部の地域のみの問題。という風には思えないなと感じました。
一番感染率が高いという、犬の交配による感染は
避妊去勢をしていれば無縁な話ですが、
交配自体は、お店やブリーダーのみならず、
一般家庭の犬であっても獣医さんや、専門家の方に頼んだり、
友人・知人の間等でも、飼い主同士の合意があれば、交配が行われています。
一般の飼い主さんでも、交配相手を選び、交配の為に
遠くの他府県まで出向くことも、珍しくありません。
現在では、個人繁殖や多頭飼育しているケースも多く
誰の犬が、いつ、どこで、どの犬と交配したのかということを、
飼い主さん以外の人が、詳細を把握できるわけもないですし、
その現実を受け止めれば、不特定多数の犬が集まる場やサービスを
利用している場合、(ドッグラン・ドッグホテル・トリミング・グループトレーニング・イベント等)
自分の愛犬が感染の危機に面している可能性は、決してゼロではないと感じます。
ただし、一時利用するような場所での感染率は、
可能性として非常に低いらしい。ということや
同じ場所で生活をしていたり、犬同士の触れあいが多い状況下において
菌が濃い状況であると、交配せずとも、
感染する可能性があるということが分かりました。
(あくまでも、話を聞いて、私個人が感じたことですが。)
私も、ドッグトレーナーをしている身ですから、
今後のトレーニング、特にグループクラスをする際には、
お一人、お一人に、狂犬病・混合ワクチン等の接種の有無を聞くのと同様に、
現在関係している方々には、今回の件と、全く関係ない方であっても、
それらについてをお話したり、質問したりするかもしれません。
失礼に思われるかもしれませんが、ご了承頂ければ幸いです。
また、一度検査したからといって、その後の感染の有無は、
定期的なチェックでしか分からないので、
その判断は、飼い主さん次第ではありますが、
一度しておけば、もし何かの際に検査の有無を聞かれるようなことがあった場合、
憶測でなく、明確に回答できたり、それまでのライフスタイルで、
感染せずに過ごせているということが、大体であっても、
自分で把握できるのではないかな~と思います。
(しかしながら、今後同じライフスタイルであっても感染しない確率は
ゼロではありませんが)
万が一にも、今、現在、関係している方々の愛犬たちを、感染の危機に晒したり、
被害者にも加害者にも、絶対になって欲しくないと思いますので、、、。
検査を済ませ、陰性と分かった方同士の犬の接触は安心ですが、
それ以外だと、なんとも言えない状況なのが、現状なのかもしれないので、
検査を受けさせない。という、選択をする場合は、
非常にハイレベルな、トイレトレーニングに努めたり、
人の顔をなめさせないように、(特に妊婦さんや女性)
色々、気をつけて生活する必要も出てくるのかもしれません。
かなり神経質で嫌な感じですが、安全を考えるとそこまでしなくちゃ
他の人達や犬達への安心に、ならないのかな、、、。と、感じました。
私なりに調べたり、聞いたりした結果、
浦安や五反田のお店を利用したことのある犬だけではなく、
不特定多数の犬が集まる場を利用したことのある人は
これを機に、愛犬に、検査をさせておくことが、
万が一のためにも、良いと思います。
施設を利用していなくても、犬を飼っている仲間や、
友人知人のお家に、長期に預けたり預かったりするケースも、
よくあることだと思います。
ブルセラ症を、闇雲に怖がる必要はないものの、
自分の安心のためにも、周囲の安心のためにも、
安全に、念を入れておくことに、越したことはないように感じました。
また、獣医さんにブルセラ症検査についてをお聞きした時に、
「海外へ連れて行かれる予定などがおありですか?」
と聞いてこられたので、
今後、海外へ犬を連れて行かれる方などは、検査しておくと良いようです。
ブルセラ症の症状が、はっきりと分かりづらい点や、
予防薬がないことと、完治が難しい病気という点が
やっかいな点でもありますから、
(このニュースを知った、全国の獣医さん達は、
ブルセラ症の検査を推奨したりしないのかな?と思い、
後日、ある獣医さんに、「獣医さんからは、検査の推奨などをしないのですか?」
と聞いたら、「義務はないので。」という一言で片付けられてしまいました、、、。)
不特定多数の犬が集まる、施設利用において、
狂犬病や混合ワクチン接種した犬のみ利用できるという、
条件が一般的であるように、
ブルセラ症の検査した犬であるかどうかの条件も、今後の検査結果の
状況次第では、入ってくることも、もしかしたら、ありえるのかもしれません。
私の愛犬も、京都にいますが、全く関係ないと思わずに、
検査を受けさせたいと思います。
また、今後、犬を迎えようと思っている方は、
犬を迎える前に、譲渡してくれる側の方に、
ブルセラ症の検査を、所有している犬達に
受けさせたことがあるかどうか、
聞いてみることも必要かもしれません。
ペットショップからでも、ブリーダーからでも、
友人や知人からでも、保健所からでも保護団体からでも、
どこから犬を家族に迎える場合であっても、
質問するのは自由ですし、知っておいて、損はないはずなので。
色々なことに、警戒心を持たなければならない、寂しいご時世ですが、
気をつけることで、安心と安全への基準が上がるのならば、
常には気をつけることは無理でも、何かしらの警告らしきものを感じた時だけでも、
意識することは、大事なような気がします。
by scentline
| 2008-10-20 21:55
| ドッグトレーニング・コラム