2008年 04月 10日
おかしいなあ? |
本の通りにやってみたけど、、、
教えられた通りにやってみたけど、、、
どうして、思い通りの反応が返ってこないの?
というのは、犬と暮らしている中で、誰もが感じること。
教わる側、伝える側の立場も経験した今、よ~くよく分かるのですが、
犬の困った行動をなんとかなくしたいな~と思っていた頃、
困った行動にしか、目が向けられていなかったなあとつくづく思います。
困る所だけをなくしたい。改善したい。
この思いが、すごく強かったように思います。
しかしながら、その考えは違ってきました。
困る部分だけ改善したくて、その他は、改善したくなかったことから、
困る部分以外のこと、日常生活の中での接し方等を改善しようと思うことが
実は、ほとんどありませんでした。
愛犬が嫌がることは、私も嫌だったし、喜ぶことは、私も嬉しい。
なるべく、気持ちが楽しくなること、喜ぶことを提供してあげたい。
ありのままの姿を認め、のびのび過ごさせてやりたい。
社会生活を営む中で、どの人も、沢山の制約や我慢を強いられる日常です。
愛犬には、極力我慢のない生活をさせてやりたい。
私の意識が、自然とそういう風になっていたのかもしれません。
犬に対して、大らかな気持ちと、思いやりのあるの気持ちを
持っていたいという、理想があった私でしたが、
私の気持ちとは裏腹に、
愛犬にとっては、私なりの配慮は、
「大好きだけど、気が向く時だけ言うことを聞けば良い人」
として、いつしか、認識されていったのだろうと思います。
室内や、日常生活において、特に困ることはないものの、
外に出た時に困る。言うことを聞かなくなる。というのは、
室内や、日常の接し方に問題があった。
ということに、気づくのに、随分と時間がかかりました。
なかなか、自分自身の問題点に気づくことは難しいもので、
自分ではそれが、良いことで、問題ないと思っているからこそ
日常の習慣になっているのですから、
結果的に、一番問題だったのは、「自分自身の意識、価値観、接し方だった」
ということに行き着いた時、それをいきなり変えられる人って
どれくらいいるんでしょう、、、。
少なくとも私は、変えるのに、随分時間がかかりました。
伝える立場になっていなかったら、変わっていなかったかもしれません。
自分の意識、価値観、それに伴う、行動を変えようとせずに、
犬の行動や価値観だけを、変えたがっていたので、
全く都合のいい考え方をしていたものだなと、反省します。
以前は、人に対して吠えたり、攻撃性を見せないでいてくれたら、それで十分。
あとは、それぞれの家族の望み次第。
と思っていた節がありますが、
しかし、今は、ちょっと違うんですね。
いつでも、どこでも、オフリーシになっても、ちゃんと言うこと聞いてくれる。
あえて、言葉や行動に出さなくても、互いの意思がしっかり通じ合ってるような
そんな密な関係を、どのコも実現できるようになって欲しいと思っています。
以前は、「できればそうなればいいな~」と思っていましたが、
今では、強く、そう思っています。
そうなることで、自分自身の犬だけではなく、周囲の人や犬達の
幸せにもつながってくるのだと、前よりも強く思えるようになったので。
もちろん、今でも、犬に対して、大らかな気持ちと、思いやりのあるの気持ちで
接したいという思いは、変化していません。
ありのままを認め愛する気持ち、やさしさ、愛情、は絶対に必要だと思いますが、
その気持ちと同じくらいの、冷静さ、忍耐力、心の強さ、
何よりその「バランス」が取れていないと、ダメなんだと教えてくれたのは犬達でした。
犬の願いをかなえ、やさしくするばかりでは、望みはかなえられない。
心を豊かにするように、時にやさしく、時にきびしく、褒めたり叱ったりしながら、
遊びの中で伝えたりして、焦らずじっくり向き合って、
犬の発するメッセージを、正確に読み取ろうとする気持ちを大切にし、
メッセージがそのコの心にちゃんと響く方法で、細かく、丁寧に接していく必要があること。
気がすすまないことでも、「(自分が)良いと思うか、思わないか」で、判断するのではなく
「犬の心に、ちゃんと、届くかどうか?届いたかどうか?」で、
判断してあげるべきなんだなって、再確認させてくれました。
「おかしいな?」って思ったら、まず、自分のこだわりを捨てて、
接し方を変えて、スタートしてみることをお勧めします。
難しいことかもしれませんが、その結果、
互いにとって理想的な未来に近づけるのならば、
ちょっと変えてみようかな~?と、思えるのでは、、、?
長くなったので、最後に、写真で犬の気持ち当てクイズ。
問1
問2
問3
問4
分かったかな?
答え
問1:ご立腹
問2:期待(ご飯待ち)
問3:やや寂しい(改札口で家族待ち)
問4:喜び
教えられた通りにやってみたけど、、、
どうして、思い通りの反応が返ってこないの?
というのは、犬と暮らしている中で、誰もが感じること。
教わる側、伝える側の立場も経験した今、よ~くよく分かるのですが、
犬の困った行動をなんとかなくしたいな~と思っていた頃、
困った行動にしか、目が向けられていなかったなあとつくづく思います。
困る所だけをなくしたい。改善したい。
この思いが、すごく強かったように思います。
しかしながら、その考えは違ってきました。
困る部分だけ改善したくて、その他は、改善したくなかったことから、
困る部分以外のこと、日常生活の中での接し方等を改善しようと思うことが
実は、ほとんどありませんでした。
愛犬が嫌がることは、私も嫌だったし、喜ぶことは、私も嬉しい。
なるべく、気持ちが楽しくなること、喜ぶことを提供してあげたい。
ありのままの姿を認め、のびのび過ごさせてやりたい。
社会生活を営む中で、どの人も、沢山の制約や我慢を強いられる日常です。
愛犬には、極力我慢のない生活をさせてやりたい。
私の意識が、自然とそういう風になっていたのかもしれません。
犬に対して、大らかな気持ちと、思いやりのあるの気持ちを
持っていたいという、理想があった私でしたが、
私の気持ちとは裏腹に、
愛犬にとっては、私なりの配慮は、
「大好きだけど、気が向く時だけ言うことを聞けば良い人」
として、いつしか、認識されていったのだろうと思います。
室内や、日常生活において、特に困ることはないものの、
外に出た時に困る。言うことを聞かなくなる。というのは、
室内や、日常の接し方に問題があった。
ということに、気づくのに、随分と時間がかかりました。
なかなか、自分自身の問題点に気づくことは難しいもので、
自分ではそれが、良いことで、問題ないと思っているからこそ
日常の習慣になっているのですから、
結果的に、一番問題だったのは、「自分自身の意識、価値観、接し方だった」
ということに行き着いた時、それをいきなり変えられる人って
どれくらいいるんでしょう、、、。
少なくとも私は、変えるのに、随分時間がかかりました。
伝える立場になっていなかったら、変わっていなかったかもしれません。
自分の意識、価値観、それに伴う、行動を変えようとせずに、
犬の行動や価値観だけを、変えたがっていたので、
全く都合のいい考え方をしていたものだなと、反省します。
以前は、人に対して吠えたり、攻撃性を見せないでいてくれたら、それで十分。
あとは、それぞれの家族の望み次第。
と思っていた節がありますが、
しかし、今は、ちょっと違うんですね。
いつでも、どこでも、オフリーシになっても、ちゃんと言うこと聞いてくれる。
あえて、言葉や行動に出さなくても、互いの意思がしっかり通じ合ってるような
そんな密な関係を、どのコも実現できるようになって欲しいと思っています。
以前は、「できればそうなればいいな~」と思っていましたが、
今では、強く、そう思っています。
そうなることで、自分自身の犬だけではなく、周囲の人や犬達の
幸せにもつながってくるのだと、前よりも強く思えるようになったので。
もちろん、今でも、犬に対して、大らかな気持ちと、思いやりのあるの気持ちで
接したいという思いは、変化していません。
ありのままを認め愛する気持ち、やさしさ、愛情、は絶対に必要だと思いますが、
その気持ちと同じくらいの、冷静さ、忍耐力、心の強さ、
何よりその「バランス」が取れていないと、ダメなんだと教えてくれたのは犬達でした。
犬の願いをかなえ、やさしくするばかりでは、望みはかなえられない。
心を豊かにするように、時にやさしく、時にきびしく、褒めたり叱ったりしながら、
遊びの中で伝えたりして、焦らずじっくり向き合って、
犬の発するメッセージを、正確に読み取ろうとする気持ちを大切にし、
メッセージがそのコの心にちゃんと響く方法で、細かく、丁寧に接していく必要があること。
気がすすまないことでも、「(自分が)良いと思うか、思わないか」で、判断するのではなく
「犬の心に、ちゃんと、届くかどうか?届いたかどうか?」で、
判断してあげるべきなんだなって、再確認させてくれました。
「おかしいな?」って思ったら、まず、自分のこだわりを捨てて、
接し方を変えて、スタートしてみることをお勧めします。
難しいことかもしれませんが、その結果、
互いにとって理想的な未来に近づけるのならば、
ちょっと変えてみようかな~?と、思えるのでは、、、?
長くなったので、最後に、写真で犬の気持ち当てクイズ。
問1
問2
問3
問4
分かったかな?
答え
問1:ご立腹
問2:期待(ご飯待ち)
問3:やや寂しい(改札口で家族待ち)
問4:喜び
by scentline
| 2008-04-10 10:16
| ドッグトレーニング・コラム