2008年 01月 30日
匂いの世界 |
犬の世界は「匂い」がとても大きな割合を占めていて、
匂い無しには、考えられない世界に生きているということを
既に多くの方が、ご存知のことと思います。

その証拠に、犬達を観察していると、興味があるものがあると、
目で確認した後、必ず「鼻」を持って行くのを
誰しもが目撃したことがあると思います。

「これは、何だろう?」と思った時に、
人は、「じー」っと眺めて、目で、細かな情報を得るのに対し、
犬は「くんくん」と鼻でその匂いを嗅いで、情報を得ているように
見えるのではないでしょうか?

犬同士、相手のことを、もっと知りたいと思った時、
必ず鼻を使って、情報収集しています。

「目で見て相手を知るのではなく、匂いで相手を知る。これ、犬の常識ね。」
犬の場合、鼻から得られる情報量は、膨大です。
匂いから得られる情報は、
私達が言葉や文字を使って情報を得るような感覚かもしれません。
それほど、匂いで色んなことが分かってしまう犬達ですから、
においを嗅いで、色んなことを知ること自体が
楽しみにもなり、喜びにもなっているようです。

↑ 親戚のおうちの柴犬君。現在5ヶ月。何にでも夢中なお年頃だそうです。
お散歩中、犬の様子を見ていると、
一心不乱に匂いを嗅いでいるコ、
場所によって、嗅ぎながら歩いているコ、
ほとんど、嗅いでいないコ、
と、様々なスタイルを見つけますが、
一心不乱に嗅いでいるコは、大体、リードを引っ張りがちで、
たまに、その延長線上で拾い食いしてしまったり。
いいことなしです。
時々嗅いでいるコは、なんとなく引っ張っていたりする程度、
ほとんど、嗅いでないコは、ほとんど引っ張ってません。
こんな様子なので、
「散歩中、匂い嗅ぎはいけないこと」
と思われがちですが、
匂いを嗅ぐことも、一緒にいる人のあり方次第で、
コントロールすることはできるんです。
お散歩中、一切においを嗅がせないということは、
周囲にあふれる、興味深く、面白そうな沢山の情報を
「無視しなさい!」と命じていることになります。
自分の好奇心や、欲求、気持ちをぐっと抑えて、
一緒にいる人の言うことを、まず、大事に思える気持ちに
犬達自身がなっていない限り、なかなか実現は難しいでしょう。
日常生活の中において、そのような意識が根付いていないと、
その場だけ「ダメ!」と言っても、あまり意味はなかったりするんですよね。
臭い嗅ぎに限らずですが、
「よい時はよい。ダメな時はダメ」と、
私達の意志が、細やかに確実に伝わるようにしなければなりません。
そうなるためには、どうすればよいか?!
長くなりそうなので、続きは、また今度。
匂い無しには、考えられない世界に生きているということを
既に多くの方が、ご存知のことと思います。

その証拠に、犬達を観察していると、興味があるものがあると、
目で確認した後、必ず「鼻」を持って行くのを
誰しもが目撃したことがあると思います。

「これは、何だろう?」と思った時に、
人は、「じー」っと眺めて、目で、細かな情報を得るのに対し、
犬は「くんくん」と鼻でその匂いを嗅いで、情報を得ているように
見えるのではないでしょうか?

犬同士、相手のことを、もっと知りたいと思った時、
必ず鼻を使って、情報収集しています。

「目で見て相手を知るのではなく、匂いで相手を知る。これ、犬の常識ね。」
犬の場合、鼻から得られる情報量は、膨大です。
匂いから得られる情報は、
私達が言葉や文字を使って情報を得るような感覚かもしれません。
それほど、匂いで色んなことが分かってしまう犬達ですから、
においを嗅いで、色んなことを知ること自体が
楽しみにもなり、喜びにもなっているようです。

↑ 親戚のおうちの柴犬君。現在5ヶ月。何にでも夢中なお年頃だそうです。
お散歩中、犬の様子を見ていると、
一心不乱に匂いを嗅いでいるコ、
場所によって、嗅ぎながら歩いているコ、
ほとんど、嗅いでいないコ、
と、様々なスタイルを見つけますが、
一心不乱に嗅いでいるコは、大体、リードを引っ張りがちで、
たまに、その延長線上で拾い食いしてしまったり。
いいことなしです。
時々嗅いでいるコは、なんとなく引っ張っていたりする程度、
ほとんど、嗅いでないコは、ほとんど引っ張ってません。
こんな様子なので、
「散歩中、匂い嗅ぎはいけないこと」
と思われがちですが、
匂いを嗅ぐことも、一緒にいる人のあり方次第で、
コントロールすることはできるんです。
お散歩中、一切においを嗅がせないということは、
周囲にあふれる、興味深く、面白そうな沢山の情報を
「無視しなさい!」と命じていることになります。
自分の好奇心や、欲求、気持ちをぐっと抑えて、
一緒にいる人の言うことを、まず、大事に思える気持ちに
犬達自身がなっていない限り、なかなか実現は難しいでしょう。
日常生活の中において、そのような意識が根付いていないと、
その場だけ「ダメ!」と言っても、あまり意味はなかったりするんですよね。
臭い嗅ぎに限らずですが、
「よい時はよい。ダメな時はダメ」と、
私達の意志が、細やかに確実に伝わるようにしなければなりません。
そうなるためには、どうすればよいか?!
長くなりそうなので、続きは、また今度。
by scentline
| 2008-01-30 00:07
| ドッグトレーニング・コラム
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