2008年 01月 16日
よくある質問 「ドッグトレーナーって?」 |
よくある質問。
ドッグトレーナーという職業を名乗ると、
「犬の訓練してるの?」と聞かれることが多いです。
一応、そういなのですが、訓練といっても、
・警察犬や盲導犬などの、使役犬を育成する部類
・スポーツドッグを育成する部類
・日常生活において、問題なく過ごすための家庭犬を育てる部類
があると思います。おおまかに分けて。
目的も内容も異なりますが、どれも
思い描く理想の形に犬を育てる。という点においては共通しているので、
「訓練=ドッグトレーニング=自分の理想に近い犬を育てること」
という認識を持ってもらえると、個人的には合ってるかなと思います。
ちなみに、私はドッグトレーナーですが、
仕事の内容は
日常生活において、問題なく過ごすための家庭犬を育てる部類のトレーナーであり、
その経験を生かして、ドッグウォーカー(お散歩代行)と、ドッグシッター(お世話)も
仕事内容に含めています。

↑ 本日の犬モデル。フレンチブルさん。赤いコートが素敵です。
ドッグトレーニングとは、どのような人と犬が、受講するものなのでしょうか?
一概には言えませんけれど、なんとなく多くの人が持っているイメージとして、
「特別なもの」という認識があるようです。
トレーニングと聞くだけで、
「そんなことしなくても、十分、お利口さんじゃないの。」とおっしゃる方もいます。
おそらく、トレーニング=「問題行動を強制するために受講するもの」という認識を
お持ちなのでしょう。
トレーニング=犬にとって、辛く厳しい修行
というイメージをお持ちなのかもしれません。
また、次のような意見をお持ちの方もいます。
「犬のトレーニングにお金を払うなんて、よほどの犬好きで、
お金に余裕があるご家庭なのでしょう。」
多分、そういった意見をお持ちの方は、
犬は、家族ではあり、愛情を注ぐけれども、室内で一緒に過ごしたり、
一緒に寝たりするものではなくて、食事を与え、散歩をさせて、
たまに遊んで、という世話をしてやれば、
それなりに育つのだから、熱心に教育したり、干渉しなくても
問題なく過ごせるという考え、もしくは、そのような経験をお持ちの方でしょう。
ちょっと前の日本だったら、このような犬との付き合い方が普通だったと
思いますし、そういう考え方が常識でしたから、そういう意見も、あって当然です。
だからこそ、ドッグトレーニングという言葉を聞いても、
我が家には関係のない話。という気持になるのだろう思います。
では、実際に受講している方々は、、、と言いますと、
私がこれまでに知りうる限り、受講している方々の多くは、
犬に対して非常に愛情が深く、勉強熱心であり、知識も豊富な方々が
多いような気がしています。
ただ、受講の目的は様々で、
単に、問題行動の改善を目的とする方だけではなく、
犬の能力を高めようとする目的であったり、
マナーアップの目的であったりと、深刻な問題を抱えたご家庭ばかりではありません。
ごく一般的なご家庭、もしくは、一般的な方よりも意識が高い部類に属すると思います。
そして、ほとんどの方に共通しているのが、犬を室内で飼育している。という点です。
玄関先等の室内の一部ではなく、完全に室内で生活を共にしているというスタイルです。
室内で犬を飼育するのと、外で飼育するのとは、
犬と人との関係にも、飼育の仕方にも、大きな差が生じます。
私の思う、「意識が高い方」というのは、
愛犬のことを、家族同然に思うのは当たり前で、
(犬を捨てるとか、そういう発想が、微塵もない方)
犬がいることで、沢山の喜びを感じ、
可愛がり、毎日きちんとお散歩をし、お手入れをし、
愛犬の気持ちや、何を考えているかがよく分かっていて、
健康管理や、衛生面もきちんと配慮し、
犬を飼っていない人のことも考えた、マナーを意識して生活していたり、
動物達に対して、優しさと、思いやりを持った方々。
中には、勉強熱心な故に、情報に翻弄されて、迷ってしまう人もいるようですが、、、。
室内で犬と暮らすと、外飼いの時よりも、多くのルールを犬に教える必要がありますし、
コミュニケーションを取る機会が何倍にも増します。
それに応じて、求めることも増えてきますし、
それぞれが、それぞれの目標や要望を持っていらっしゃいます。
同じ目標でも、その時々で、求められる内容も異なってきますから、
求められることを、それぞれに合わせた形で、フォローやアドバイスをするのが
私に求められている役割だと思っています。

↑ 本日の犬モデル。アメリカンコッカースパニエル君。
一眼レフで撮影したら、表情がはっきり!
海外、特にヨーロッパ、アメリカ等では、
室内で犬と生活するスタイルが、日本に比べて、歴史が長く、
ペットとして、飼育するのはなく、
家族の一員として、「共に暮らす」という感覚が、
浸透していることもあり、その共存の為に、犬を飼い始めたら、
他の犬や人に迷惑をかけない為のマナーの為の訓練を
飼い主自身が、犬と共に学習し、身に着けることは、
義務でこそないものの、子供が学校に行くことのように
当たり前の感覚になっている所もあるようです。
大きな違いは、「飼い主も一緒に通う」という点でしょうけれど。
犬と共に暮らすことに慣れ親しんできた生活圏の中でも、
犬と散歩しやすかったり、のんびり過ごしやすいエリアには
犬を飼う家庭の率は、かなり高いようで、
お散歩中などに、新しい犬や子犬を飼っている人を見つけると、
よくある世間話のような感覚で、
どこのドッグスクールは良いよとか、お勧めのドッグトレーナーのことを
話しているようです。
実際、海外に行った時に、犬を散歩していた一人のおばさんが、
ある女性トレーナーの名刺を出して、お勧めしているのを見ました。
「余計なお世話。」と思うかどうかは置いておいて、
それくらい、トレーニングをすることが、当たり前なんでしょう。多分。

↑ 1才にして、早くもいくつかの指示を出せるようになった、男の子。
家族の様子を見ているうちに、自主的にやるようになったそうで。

↑ 男の子、「まだだよ~」という念を送ってます。ちゃんと伝わってました。
ふと思出だしたのですが、
私が、動物病院で看護士をしていた時に、
よく飼い主さんが受付で、獣医さんに、愛犬の問題行動についてを
相談されているのを目にしました。
子犬を迎えた時もまずお世話になるのは獣医さんですし、
その後、何年も、定期的にお世話になるのは獣医さん。
犬のことを相談したいと思った時に、自分の犬のことを知っている人として
まず思い浮かぶのは、獣医さんとなっても、当然といえば当然だと思います。
獣医さんは、病気の治療を行う専門なので、
病気についてのことは、詳しく説明してくれると思いますが、
問題行動等の質問には、答えづらいと思います。
勉強熱心な獣医さんは、問題行動についての知識も豊富だと思いますが、
専門外なので、特に知識を深めていない獣医さんも意外と多いのではないでしょうか。
ほんのちょっと、話を聞いただけで、簡単に答えられるものではないですし、
かといって、熱心に話を聞いている時間も、おそらく診療中は難しいでしょう。
全部話しを聞いてもらったからといって、その獣医さんが、トレーニングしてくれる
確率は、相当低いと思いますので、
日常の問題行動の相談は、獣医さんの限られた時間を削って、他の患者さんの
治療時間を減らしてしまうような、原因になりかねないのでは、、、と
思うことがありました。
もちろん、何らかの病的原因の可能性がある問題行動でしたら、
獣医さんに相談する必要があると思います。
動物病院で、質問するならば、
「お勧めのドッグトレーナー、または、ドッグトレーニングってありますか?」とか、
そういう方向で聞いた方が、獣医さん側も随分と
助かるのではないかなあと、思ったことがありました。
実際に、獣医さん側からも、そのようなしつけに関する分野の相談は
かなり多いものの、十分に答えられないというお話を聞くこともありましたので、
一部の獣医さんに限ったことではないように思います。
話を戻して、トレーニングの話に戻りますが、
トレーニングもトレーナーも、それぞれの方針、スタイルがあります。
一概に、どれが良い、悪いというものではないと思います。
実際に見たり、話したりしてみて、
ご自身と、愛犬のレベルに見合ったスタイルを探してみて下さい。
ドッグトレーニングは、今後さらに、特別な犬と人に対して行われるものではなく、
誰でも気軽に、取り組めるような、身近な存在になっていくと思います。
私が参加してみたいと思う理想のトレーニングは、
・価格がリーズナブルである。
・自分の犬のことを、しっかりと見てくれる。
・自分が気づかなかった点に気づき、新しい視点や、考え方を与えてくれる。
・自分の目標に沿ったトレーニングを提供してくれる。
・トレーナーの姿勢や発言や方針に、違和感を感じない。
・質問や相談した時に、納得がいく回答をくれる。
常に、「自分だったら、、、」と、受ける人の立場を考えて、
精進していきたいなあと、「提供する側」として、思う次第です。
「ドッグトレーナーって、具体的に何してるの?どういう仕事?」という
質問をくれた方々。
私のお仕事の内容、なんとなくイメージして頂けたでしょうか?
ついでに、思いつくままに、ドッグトレーニングそのものについてや、
ドッグトレーニングの選び方の参考になるかな?といういう所まで
書いてみましたが、ちょっとでも参考になったら嬉しいです。
ドッグトレーナーという職業を名乗ると、
「犬の訓練してるの?」と聞かれることが多いです。
一応、そういなのですが、訓練といっても、
・警察犬や盲導犬などの、使役犬を育成する部類
・スポーツドッグを育成する部類
・日常生活において、問題なく過ごすための家庭犬を育てる部類
があると思います。おおまかに分けて。
目的も内容も異なりますが、どれも
思い描く理想の形に犬を育てる。という点においては共通しているので、
「訓練=ドッグトレーニング=自分の理想に近い犬を育てること」
という認識を持ってもらえると、個人的には合ってるかなと思います。
ちなみに、私はドッグトレーナーですが、
仕事の内容は
日常生活において、問題なく過ごすための家庭犬を育てる部類のトレーナーであり、
その経験を生かして、ドッグウォーカー(お散歩代行)と、ドッグシッター(お世話)も
仕事内容に含めています。

↑ 本日の犬モデル。フレンチブルさん。赤いコートが素敵です。
ドッグトレーニングとは、どのような人と犬が、受講するものなのでしょうか?
一概には言えませんけれど、なんとなく多くの人が持っているイメージとして、
「特別なもの」という認識があるようです。
トレーニングと聞くだけで、
「そんなことしなくても、十分、お利口さんじゃないの。」とおっしゃる方もいます。
おそらく、トレーニング=「問題行動を強制するために受講するもの」という認識を
お持ちなのでしょう。
トレーニング=犬にとって、辛く厳しい修行
というイメージをお持ちなのかもしれません。
また、次のような意見をお持ちの方もいます。
「犬のトレーニングにお金を払うなんて、よほどの犬好きで、
お金に余裕があるご家庭なのでしょう。」
多分、そういった意見をお持ちの方は、
犬は、家族ではあり、愛情を注ぐけれども、室内で一緒に過ごしたり、
一緒に寝たりするものではなくて、食事を与え、散歩をさせて、
たまに遊んで、という世話をしてやれば、
それなりに育つのだから、熱心に教育したり、干渉しなくても
問題なく過ごせるという考え、もしくは、そのような経験をお持ちの方でしょう。
ちょっと前の日本だったら、このような犬との付き合い方が普通だったと
思いますし、そういう考え方が常識でしたから、そういう意見も、あって当然です。
だからこそ、ドッグトレーニングという言葉を聞いても、
我が家には関係のない話。という気持になるのだろう思います。
では、実際に受講している方々は、、、と言いますと、
私がこれまでに知りうる限り、受講している方々の多くは、
犬に対して非常に愛情が深く、勉強熱心であり、知識も豊富な方々が
多いような気がしています。
ただ、受講の目的は様々で、
単に、問題行動の改善を目的とする方だけではなく、
犬の能力を高めようとする目的であったり、
マナーアップの目的であったりと、深刻な問題を抱えたご家庭ばかりではありません。
ごく一般的なご家庭、もしくは、一般的な方よりも意識が高い部類に属すると思います。
そして、ほとんどの方に共通しているのが、犬を室内で飼育している。という点です。
玄関先等の室内の一部ではなく、完全に室内で生活を共にしているというスタイルです。
室内で犬を飼育するのと、外で飼育するのとは、
犬と人との関係にも、飼育の仕方にも、大きな差が生じます。
私の思う、「意識が高い方」というのは、
愛犬のことを、家族同然に思うのは当たり前で、
(犬を捨てるとか、そういう発想が、微塵もない方)
犬がいることで、沢山の喜びを感じ、
可愛がり、毎日きちんとお散歩をし、お手入れをし、
愛犬の気持ちや、何を考えているかがよく分かっていて、
健康管理や、衛生面もきちんと配慮し、
犬を飼っていない人のことも考えた、マナーを意識して生活していたり、
動物達に対して、優しさと、思いやりを持った方々。
中には、勉強熱心な故に、情報に翻弄されて、迷ってしまう人もいるようですが、、、。
室内で犬と暮らすと、外飼いの時よりも、多くのルールを犬に教える必要がありますし、
コミュニケーションを取る機会が何倍にも増します。
それに応じて、求めることも増えてきますし、
それぞれが、それぞれの目標や要望を持っていらっしゃいます。
同じ目標でも、その時々で、求められる内容も異なってきますから、
求められることを、それぞれに合わせた形で、フォローやアドバイスをするのが
私に求められている役割だと思っています。

↑ 本日の犬モデル。アメリカンコッカースパニエル君。
一眼レフで撮影したら、表情がはっきり!
海外、特にヨーロッパ、アメリカ等では、
室内で犬と生活するスタイルが、日本に比べて、歴史が長く、
ペットとして、飼育するのはなく、
家族の一員として、「共に暮らす」という感覚が、
浸透していることもあり、その共存の為に、犬を飼い始めたら、
他の犬や人に迷惑をかけない為のマナーの為の訓練を
飼い主自身が、犬と共に学習し、身に着けることは、
義務でこそないものの、子供が学校に行くことのように
当たり前の感覚になっている所もあるようです。
大きな違いは、「飼い主も一緒に通う」という点でしょうけれど。
犬と共に暮らすことに慣れ親しんできた生活圏の中でも、
犬と散歩しやすかったり、のんびり過ごしやすいエリアには
犬を飼う家庭の率は、かなり高いようで、
お散歩中などに、新しい犬や子犬を飼っている人を見つけると、
よくある世間話のような感覚で、
どこのドッグスクールは良いよとか、お勧めのドッグトレーナーのことを
話しているようです。
実際、海外に行った時に、犬を散歩していた一人のおばさんが、
ある女性トレーナーの名刺を出して、お勧めしているのを見ました。
「余計なお世話。」と思うかどうかは置いておいて、
それくらい、トレーニングをすることが、当たり前なんでしょう。多分。

↑ 1才にして、早くもいくつかの指示を出せるようになった、男の子。
家族の様子を見ているうちに、自主的にやるようになったそうで。

↑ 男の子、「まだだよ~」という念を送ってます。ちゃんと伝わってました。
ふと思出だしたのですが、
私が、動物病院で看護士をしていた時に、
よく飼い主さんが受付で、獣医さんに、愛犬の問題行動についてを
相談されているのを目にしました。
子犬を迎えた時もまずお世話になるのは獣医さんですし、
その後、何年も、定期的にお世話になるのは獣医さん。
犬のことを相談したいと思った時に、自分の犬のことを知っている人として
まず思い浮かぶのは、獣医さんとなっても、当然といえば当然だと思います。
獣医さんは、病気の治療を行う専門なので、
病気についてのことは、詳しく説明してくれると思いますが、
問題行動等の質問には、答えづらいと思います。
勉強熱心な獣医さんは、問題行動についての知識も豊富だと思いますが、
専門外なので、特に知識を深めていない獣医さんも意外と多いのではないでしょうか。
ほんのちょっと、話を聞いただけで、簡単に答えられるものではないですし、
かといって、熱心に話を聞いている時間も、おそらく診療中は難しいでしょう。
全部話しを聞いてもらったからといって、その獣医さんが、トレーニングしてくれる
確率は、相当低いと思いますので、
日常の問題行動の相談は、獣医さんの限られた時間を削って、他の患者さんの
治療時間を減らしてしまうような、原因になりかねないのでは、、、と
思うことがありました。
もちろん、何らかの病的原因の可能性がある問題行動でしたら、
獣医さんに相談する必要があると思います。
動物病院で、質問するならば、
「お勧めのドッグトレーナー、または、ドッグトレーニングってありますか?」とか、
そういう方向で聞いた方が、獣医さん側も随分と
助かるのではないかなあと、思ったことがありました。
実際に、獣医さん側からも、そのようなしつけに関する分野の相談は
かなり多いものの、十分に答えられないというお話を聞くこともありましたので、
一部の獣医さんに限ったことではないように思います。
話を戻して、トレーニングの話に戻りますが、
トレーニングもトレーナーも、それぞれの方針、スタイルがあります。
一概に、どれが良い、悪いというものではないと思います。
実際に見たり、話したりしてみて、
ご自身と、愛犬のレベルに見合ったスタイルを探してみて下さい。
ドッグトレーニングは、今後さらに、特別な犬と人に対して行われるものではなく、
誰でも気軽に、取り組めるような、身近な存在になっていくと思います。
私が参加してみたいと思う理想のトレーニングは、
・価格がリーズナブルである。
・自分の犬のことを、しっかりと見てくれる。
・自分が気づかなかった点に気づき、新しい視点や、考え方を与えてくれる。
・自分の目標に沿ったトレーニングを提供してくれる。
・トレーナーの姿勢や発言や方針に、違和感を感じない。
・質問や相談した時に、納得がいく回答をくれる。
常に、「自分だったら、、、」と、受ける人の立場を考えて、
精進していきたいなあと、「提供する側」として、思う次第です。
「ドッグトレーナーって、具体的に何してるの?どういう仕事?」という
質問をくれた方々。
私のお仕事の内容、なんとなくイメージして頂けたでしょうか?
ついでに、思いつくままに、ドッグトレーニングそのものについてや、
ドッグトレーニングの選び方の参考になるかな?といういう所まで
書いてみましたが、ちょっとでも参考になったら嬉しいです。
by scentline
| 2008-01-16 18:11
| ドッグトレーニング・コラム
|
Comments(2)

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
2008-01-19 20:55 さんへ
コメントありがとうございました。
愛犬のためにも、元気に楽しく日々をお過ごしくださいね!
陰ながら、応援しています。
コメントありがとうございました。
愛犬のためにも、元気に楽しく日々をお過ごしくださいね!
陰ながら、応援しています。
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