2017年 05月 24日
第2回 犬についてのよもやまセミナーレポート その1 |
第2回 犬についてのよもやまセミナーも無事に開催することができました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
またまた遅くなりましたが、第2回の感想レポートです。
まずは、尾形聡子さんによる「犬の遺伝、よもやま話」から。
前回のテーマは、「愛犬のクローン、あなたは欲しいと思いますか?」でした。
その時のレポートはコチラ。
そして今回のテーマは、「カワイイだけでホントにいいの?
産まれながらにして短頭種が抱える健康問題とは」
でした。
短頭種・・・文字の通りですが、鼻ぺちゃ犬達のことです。
代表的な犬種は、ブルドッグ・パグ・フレンチブル・シーズー・ペキニーズ・
日本でも大人気で、フレンチ・ブルドッグなどは、
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
またまた遅くなりましたが、第2回の感想レポートです。
まずは、尾形聡子さんによる「犬の遺伝、よもやま話」から。
前回のテーマは、「愛犬のクローン、あなたは欲しいと思いますか?」でした。
その時のレポートはコチラ。
そして今回のテーマは、「カワイイだけでホントにいいの?
産まれながらにして短頭種が抱える健康問題とは」
でした。
短頭種・・・文字の通りですが、鼻ぺちゃ犬達のことです。
代表的な犬種は、ブルドッグ・パグ・フレンチブル・シーズー・ペキニーズ・
チワワ・キャバリア・ボストンテリア・狆・ボクサーなどなど。
日本でも大人気で、フレンチ・ブルドッグなどは、
専門誌「BUHI」といった雑誌まであるくらいファンが多いです。
これから暑くなるにつれて、この短頭種達には厳しい季節の到来です。
暑さに弱いことは有名で、航空会社によっては、
暑い時期は飛行機への搭乗を短頭種のみ中止している所もあります。
さて、今回そんな短頭種にスポットを当てた内容は一体どんなお話だったのか?
配布された資料は3枚。(写真ページは、カラープリントでお渡ししてます!)
ざっくりとしたテーマは以下の通りでした。
・短頭種との暮らしを選択する背景にあるもの
・短頭種の身体的特徴と健康問題
・そのほか見過ごしてはいけない短頭種の病気
・短頭種は人為選択のたまもの
・短頭種の健康問題を解決するには?
・犬の福祉を守るには?飼育放棄にもつながる健康問題
まずは、どうして人は鼻ぺちゃ犬達に魅力を感じ、
ぞっこんメロメロになってしまうのか・・・?
というお話から始まりました。
その可愛さとセットで、鼻ペチャ達についてくる
健康面での心配ごとについて。
接したことのある人、飼育経験のある人ならば、
必ず感じることだと思いましたし、
知っておくべきことだなあと感じました。
お話の合間に、参加者の方からの質問などもありました。
都度、ちょっと横道にそれたお話も聞けました。
短頭種飼育経験のある方もない方も、参加者の中に
いらっしゃったので、経験のない方からの質問に、
飼育経験者の方からの意見も聞けたりして、興味深かったです。
その場で色んな質問がでる所も、よもやまセミナーの面白い所だと思いました。
鼻ぺちゃ犬がいびきをかいて眠る姿も、とても可愛らしいのですが、
それも実は気道の形状が影響しているからだったり。
資料の写真では、同じ犬種でも昔のスタンダードと今のスタンダードが
随分と変わっていること。
より、その犬種らしさを追求することで、顕著になってきた特徴は、
その犬自身の日常生活をしんどくさせ、健康を害してまでも
追求すべきことなのだろうか・・・?
と考えさせられずにはいられませんでした。
私たちを癒し、笑わせ、生きがいとなってくれる犬達。
その犬達の身になって考えるということも必要だと感じました。
参加者の方の意見もそれぞれでしたし、鼻ぺちゃ犬が好きな人も
そうでない人も、現状についてをまず知ることって大事なんだと。
私は鼻ぺちゃ犬達が好きです。
ユニークな表情と行動、大きな目とタプタプとした口元。
明るく懐っこく可愛くて楽しいキャラクターは魅力的で
愛すべき存在ですが、時々切ない気持ちにもなります。
鼻ぺちゃ犬を愛してやまない人たち全員の手で、
今現在、短頭種達が生まれながらにして抱えがちな健康問題について
意識を向けたり、少しでも解決できるように
何ができるのかを考えたりそれに繋がるような
ムーブメントを起こして欲しいなあと願ってしまいました。
(短頭種に限らずですけれども・・・)
by scentline
| 2017-05-24 13:34
| コラボ企画