2017年 02月 17日
第1回 犬についてのよもやまセミナーレポート その2 |
2017/2/5(日)に開催しました「第1回 犬についてのよもやまセミナー」
感想レポート(その2)について記載したいと思います。
午後は臨床心理士の北條美紀先生による「ペットロスについて」。
昨年末、今回の企画の打ち合わせの時に
感想レポート(その2)について記載したいと思います。
午後は臨床心理士の北條美紀先生による「ペットロスについて」。
昨年末、今回の企画の打ち合わせの時に
北條先生に初めてお会いしたのですが、
実はお会いする前には、写真でしか拝見したことが
ありませんでしたから、臨床心理士の先生ってどんな人なんだろう?
と、自分なりに色々想像していたのですが、
すごくサバけたというか、明るくハキハキした親しみやすい先生で、
私の想像の真逆であったことを(良い意味で)ここに告白させて頂きます。
北條先生、気を悪くされたらすみません💦
午後の部は、前半・後半に別れており、
前半は「ペットロスとペットロス症候群〜大切なものを喪うということ〜」
についてで、7ページに及ぶテキストを元に北條先生のお話を聞きました。
午後の部の前半はお昼休憩を挟んでからのスタートになりました。
午前中から引き続き参加頂いた方や、午後から参加の方なども増えて
前半は計11名の色々な立場の方にご参加頂きました。
そして、またしても話しに集中しすぎた為写真を撮り忘れるという・・・😱
なので、UPしている写真は後半のワークショップの様子です。
「ペットロス」という言葉は、最近では割とよく耳にする言葉ですが、
その言葉の意味する所について、知る人は意外と少ないのではないかと思います。
私個人はペットロスのなんとなくのイメージとして、ペットを亡くしたことにより、
ショックが大き過ぎて辛さや悲しみのあまり、日常生活に支障をきたしたり、
何をする気力も失せてしまってるようなケースを指すのかなあと思っていました。
ですから、自分は当てはまらないのではないか。と。
自分がペットロスに当てはまるのか、そうでないのか・・・?ということも、
実は自分自身では、把握するのが難しいことなのかもしれません。
また、今回の北條先生のお話は「大切な存在の喪失」という観点からの
お話があったこともあり、ペットに限らず当てはめて考えることもできました。
北條先生のお話はまず「犬」という存在が、私たちにとってどういう存在なのか?
なぜ、かけがえのない大切な存在となる得るのかというところから始まりました。
そして、その存在を喪失することにより、人の心にどのような反応が起きるのか。
内容は多岐に及び、自分の体験からも「こういうことだったのか!!」
と思う点が沢山あって、それは私のみならず参加者の方々も感じたようで、
それぞれに、ご自身のこれまでの体験からハッとさせられる気持ちに
なられたようです。涙を堪える方もいらっしゃって。
分かることによって、さらに先に進めることがあって、
改めて知るって大事だなって思いました。
喪失によって引き起こされる反応には、段階があったり違いがあること。
「悲嘆反応(正常であり適切な感情)」と「うつ病(注意が必要な感情)」
との違いについて。
時間と共に推移する感情の経過、段階を経ての悲しみとの向き合い方。
一番の問題点、周囲の人の支え方、心の準備の仕方。
「ペットロス」と「ペットロス症候群」の違いについて、安楽死について。
項目だけみると、専門的かつ難しそうな内容ですが
難しい内容を分かりやすくイメージしやいように
例え話を交えながらお話下さいましたので、
内容の濃いお話でしたが、引き込まれるように聞き入ることができました。
一つ一つの項目だけでも詳しく書けば膨大なレポートになってしまいますが、
「悲嘆反応」や「悲嘆モデル」といった言葉は初めて聞きましたし、
その表やグラフなどの記載はとても興味深いものでした。
また、西洋人と日本人の感覚の違いなどから日本人の考え方にマッチする、
「絆の継続モデル」というのも興味深いものでした。
特に「ペットロス」と「ペットロス症候群」の違いについてを知ったことで、
私自身は「ペットロス症候群」ではなかったけれど、
「ペットロス」ではあって、感情の段階の推移が早かっただけだったんだなと。
なぜ、そうなり得たのかということも整理して理解することが出来ました。
ペットロス症候群になってしまう場合のケースのお話などもあり、
なるほど・・・と思う一方で、大丈夫かなあ・・・と少し心配に思う人も
頭に思い浮かんだり。(余計な心配であってほしいと願いつつ)
ぼんやりとしか把握していなかった点や、謎だったことも
クリアになり、感情の推移などを知ることによって
目から鱗的な驚きがありましたし、
とても詳しく解説して頂き勉強になりました。
自分自身ですら自分のことをよく分かっていないものだなと驚いたり、
周囲の理解や支えは大きな力になることや
事前の知識が自分の支えになる得ることなど、
色々と分かることで、安心したこともありました。
発見と驚き、そして今後ももっと掘り下げて知ってみたいなと思いました。
後半は「みんなで考えるペットロス(ワークショップ)」を行いました。
グループ・ファシリテーション(私は初めて聞く言葉!)というものらしく
こちらは、テキスト中心ではなく椅子に座り輪になりました。
この後半については、私自身全くどういう形なのか、
よく分かっていませんでしたが、
前半と異なり、参加者が発言するということだけは分かっていました。
イメージとしては、海外ドラマとかでよく出てくると思うのですが、
アルコール依存症とかの人達が、リハビリの一環で、
集まって自分たちの話しをする「会」のような。
あれも正直、人の前で話すことがなぜ自分の助けになるのか?仲間意識から?
という感じで、西洋人には当てはまるけど、恥ずかしがり屋で
人前で意見を述べるのが苦手な日本人にはどうなんだろう・・・思っていました。
北條先生、本当にすみません💦
個人的にはそんな後ろ向きな気持ちを持ったまま、
体験してみることになった後半でしたけれども、
冒頭の説明の中で、北條先生から「集団の力を感じてみて欲しい」
という言葉がありました。
そこでまず「集団の力」って何だろう?と興味が湧きました。
そこから最初にグループ・ファシリテーションについての
基本的なルール、目的、進め方、注意すべき点の説明がありました。
そして、今回のファシリテーター(進行)役の北條先生に促されるままに
ウォーミングアップ的に、体を動かすなどの体操的な
非言語によるコミュニケーションを行いました。
ずっと座りっぱなしでしたから、体を動かせて丁度良かったです。
その間、足元でうちの犬がその様子を不思議そうに見ていました。
犬は非言語によるコミュニケーションのプロですからね。
見慣れない光景に、何が起こっているのかと読み取ろうと
と、自分なりに色々想像していたのですが、
すごくサバけたというか、明るくハキハキした親しみやすい先生で、
私の想像の真逆であったことを(良い意味で)ここに告白させて頂きます。
北條先生、気を悪くされたらすみません💦
午後の部は、前半・後半に別れており、
前半は「ペットロスとペットロス症候群〜大切なものを喪うということ〜」
についてで、7ページに及ぶテキストを元に北條先生のお話を聞きました。
午後の部の前半はお昼休憩を挟んでからのスタートになりました。
午前中から引き続き参加頂いた方や、午後から参加の方なども増えて
前半は計11名の色々な立場の方にご参加頂きました。
そして、またしても話しに集中しすぎた為写真を撮り忘れるという・・・😱
なので、UPしている写真は後半のワークショップの様子です。
「ペットロス」という言葉は、最近では割とよく耳にする言葉ですが、
その言葉の意味する所について、知る人は意外と少ないのではないかと思います。
私個人はペットロスのなんとなくのイメージとして、ペットを亡くしたことにより、
ショックが大き過ぎて辛さや悲しみのあまり、日常生活に支障をきたしたり、
何をする気力も失せてしまってるようなケースを指すのかなあと思っていました。
ですから、自分は当てはまらないのではないか。と。
自分がペットロスに当てはまるのか、そうでないのか・・・?ということも、
実は自分自身では、把握するのが難しいことなのかもしれません。
また、今回の北條先生のお話は「大切な存在の喪失」という観点からの
お話があったこともあり、ペットに限らず当てはめて考えることもできました。
北條先生のお話はまず「犬」という存在が、私たちにとってどういう存在なのか?
なぜ、かけがえのない大切な存在となる得るのかというところから始まりました。
そして、その存在を喪失することにより、人の心にどのような反応が起きるのか。
内容は多岐に及び、自分の体験からも「こういうことだったのか!!」
と思う点が沢山あって、それは私のみならず参加者の方々も感じたようで、
それぞれに、ご自身のこれまでの体験からハッとさせられる気持ちに
なられたようです。涙を堪える方もいらっしゃって。
分かることによって、さらに先に進めることがあって、
改めて知るって大事だなって思いました。
喪失によって引き起こされる反応には、段階があったり違いがあること。
「悲嘆反応(正常であり適切な感情)」と「うつ病(注意が必要な感情)」
との違いについて。
時間と共に推移する感情の経過、段階を経ての悲しみとの向き合い方。
一番の問題点、周囲の人の支え方、心の準備の仕方。
「ペットロス」と「ペットロス症候群」の違いについて、安楽死について。
項目だけみると、専門的かつ難しそうな内容ですが
難しい内容を分かりやすくイメージしやいように
例え話を交えながらお話下さいましたので、
内容の濃いお話でしたが、引き込まれるように聞き入ることができました。
一つ一つの項目だけでも詳しく書けば膨大なレポートになってしまいますが、
「悲嘆反応」や「悲嘆モデル」といった言葉は初めて聞きましたし、
その表やグラフなどの記載はとても興味深いものでした。
また、西洋人と日本人の感覚の違いなどから日本人の考え方にマッチする、
「絆の継続モデル」というのも興味深いものでした。
特に「ペットロス」と「ペットロス症候群」の違いについてを知ったことで、
私自身は「ペットロス症候群」ではなかったけれど、
「ペットロス」ではあって、感情の段階の推移が早かっただけだったんだなと。
なぜ、そうなり得たのかということも整理して理解することが出来ました。
ペットロス症候群になってしまう場合のケースのお話などもあり、
なるほど・・・と思う一方で、大丈夫かなあ・・・と少し心配に思う人も
頭に思い浮かんだり。(余計な心配であってほしいと願いつつ)
ぼんやりとしか把握していなかった点や、謎だったことも
クリアになり、感情の推移などを知ることによって
目から鱗的な驚きがありましたし、
とても詳しく解説して頂き勉強になりました。
自分自身ですら自分のことをよく分かっていないものだなと驚いたり、
周囲の理解や支えは大きな力になることや
事前の知識が自分の支えになる得ることなど、
色々と分かることで、安心したこともありました。
発見と驚き、そして今後ももっと掘り下げて知ってみたいなと思いました。
後半は「みんなで考えるペットロス(ワークショップ)」を行いました。
グループ・ファシリテーション(私は初めて聞く言葉!)というものらしく
こちらは、テキスト中心ではなく椅子に座り輪になりました。
この後半については、私自身全くどういう形なのか、
よく分かっていませんでしたが、
前半と異なり、参加者が発言するということだけは分かっていました。
イメージとしては、海外ドラマとかでよく出てくると思うのですが、
アルコール依存症とかの人達が、リハビリの一環で、
集まって自分たちの話しをする「会」のような。
あれも正直、人の前で話すことがなぜ自分の助けになるのか?仲間意識から?
という感じで、西洋人には当てはまるけど、恥ずかしがり屋で
人前で意見を述べるのが苦手な日本人にはどうなんだろう・・・思っていました。
北條先生、本当にすみません💦
個人的にはそんな後ろ向きな気持ちを持ったまま、
体験してみることになった後半でしたけれども、
冒頭の説明の中で、北條先生から「集団の力を感じてみて欲しい」
という言葉がありました。
そこでまず「集団の力」って何だろう?と興味が湧きました。
そこから最初にグループ・ファシリテーションについての
基本的なルール、目的、進め方、注意すべき点の説明がありました。
そして、今回のファシリテーター(進行)役の北條先生に促されるままに
ウォーミングアップ的に、体を動かすなどの体操的な
非言語によるコミュニケーションを行いました。
ずっと座りっぱなしでしたから、体を動かせて丁度良かったです。
その間、足元でうちの犬がその様子を不思議そうに見ていました。
犬は非言語によるコミュニケーションのプロですからね。
見慣れない光景に、何が起こっているのかと読み取ろうと
円の中で皆さんの顔を見上げて、首を傾げてました😆
非言語によるコミュニケーションが終わった後は、
簡単な質問が北條先生から出されて、
それについて、一人一人答えて行く感じです。
例えばそれは、「最近、嬉しかったことはなんですか?」
みたいな、とても簡単な質問なのですが、
皆さんの前で言うとなると、結構難しくなるもので・・・。
私は「今お預かりしている犬とうちの犬が、仲良く平和に毎日過ごせていること」
と答えましたが、もちろん回答は人それぞれバラバラです。
それぞれの話し受けて、共感したこととか感じたことがあればということで、
順にまた話して言ったりするのですが、本当に人によって
共感するポイントも、違うし感想も違うし面白いなあと思いました。
また、ルールには「他者の表現に対しての批判や意見、アドバイスはしない」
というものや「グループで話されたことを外部に持ち出すことは禁止」なので
安心して発信できました。
今回はテーマが「ペットロス(大切な存在の喪失)」ですので、
後半には個々のそれぞれの喪失について語ることにはなるのですが、
話したくなければ「パス」も可能です。
私自身、ペットロスとは無縁な立場かも・・・と思いながら参加していましたし、
北條先生に至っては犬と暮らしたことがない立場ということで、
そういう人でも参加する意味はあるのだろうか。
と、少し心配もあったのですが、参加者の方々の様々な話を聞くことで、
共感する部分があったり、心が揺さぶられたり、
考えさせられたりと、とても影響を受けるものなんだと驚きました・・・。
先にも書きましたが、それぞれがそれぞれの体験を述べたり、
思いや感じたことを述べるだけなので、
アドバイスでも、意見でもないのですが。
本当に不思議でしたが終わった時には、
冒頭の「集団の力」の意味が少し分かった気がしました。
同じテーマについて、人の前で自分の思いを伝えてみることは、
自分が思う以上に自分にとっても他の人にとっても、
意味のあることなのかもしれないと思いました。
その場にいることでしか、感じられないものがあると分かりましたし、
動物病院などでこういった試みが取り入れられると、
先にも書きましたが、それぞれがそれぞれの体験を述べたり、
思いや感じたことを述べるだけなので、
アドバイスでも、意見でもないのですが。
本当に不思議でしたが終わった時には、
冒頭の「集団の力」の意味が少し分かった気がしました。
同じテーマについて、人の前で自分の思いを伝えてみることは、
自分が思う以上に自分にとっても他の人にとっても、
意味のあることなのかもしれないと思いました。
その場にいることでしか、感じられないものがあると分かりましたし、
動物病院などでこういった試みが取り入れられると、
すごく良いかもしれないと思いました。
また、今回は北條先生が進行役を務めて下さったのですが、
メモも取らずに、一人一人の話を細かく覚えているという、
物凄い記憶力に驚きました・・・😳
私には進行役は絶対に無理だ・・・と思いましたが、
アドバイスをすることもなく、こういった形で人の役に立てることも
あるんだなあと分かりましたし、
また、今回は北條先生が進行役を務めて下さったのですが、
メモも取らずに、一人一人の話を細かく覚えているという、
物凄い記憶力に驚きました・・・😳
私には進行役は絶対に無理だ・・・と思いましたが、
アドバイスをすることもなく、こういった形で人の役に立てることも
あるんだなあと分かりましたし、
自分自身に向き合えたり、安心を感じられたりすることを知りました。
とても新鮮な発見であり驚きであり
貴重な体験をさせて頂いたと感謝しています。
1日が終わった後は、なんだか腑抜けのようになっていましたが、
とても濃くて面白くて良い体験ができたと思いました。
貴重な体験をさせて頂いたと感謝しています。
1日が終わった後は、なんだか腑抜けのようになっていましたが、
とても濃くて面白くて良い体験ができたと思いました。
北條美紀先生、ありがとうございました!
次回開催日、2017/5/14(日)に決定!
詳細は決まり次第お知らせ致します。
どうぞお楽しみに♫
by scentline
| 2017-02-17 09:20
| コラボ企画