2013年 12月 10日
頑張って生きています |
うちの愛犬の話です。
検討した結果、11月上旬に2回目のオペをしました。
前回と同じ場所に出来た腫瘍が、再度大きくなって少し唾液に血が混じる
ようになったり、再度口腔内の腫瘍の匂いが漂うようになってきたこと、
食欲はありますが、食べ辛そうな素振りが見られたからです。
1回目の時に比べて、格段に体力が落ちているので、
麻酔の危険性もより高まり、一か八か的な所もありましたが、
オペは院長先生が執刀してくださったようで、
担当医の先生ももちろん、看護士さんのケアも含め関係者の皆様が
力を尽くして頑張って下さったおかげで、無事にオペを乗り切りました。
麻酔から目覚め、翌日には出されたご飯をペロリと平らげたそうで。
しかし、患部を前回よりも広範囲で切除したのと、
体への負担を考えて強い効果のある鎮痛剤が使えないという事から、
術後は相当な痛みがあったらしく、麻酔から目覚めて以降ずっと
終始「オーン、オーン」と聞いたことのない辛そうな呻き声を、
呼吸に合せてずっと出していたようです。
退院した翌日に会いに行きましたが、右側の顔つきは変わってしまいました。
↑ 11月、2回目のオペ後の写真。右側ほっぺは赤く腫れ、抜糸前な為痛々しい姿。
が、そんな痛みにも関わらず、食欲はあって指示されたドライフードを
平らげていたので、少しだけ安心できました。
オペから無事に生還したことを確認したのが11月上旬。
そして、先日12月の様子見帰省をしてきました。
帰宅すると数秒後に私の気配に気付いて近寄ってきました。
拍車がかかったよたよた歩きをしつつ、尻尾を回して(本犬的には振っている)
喜びを表現しつつ出迎えてくれました。
2度目のオペの後、一時期食欲がなくなってしまったそうで、
太っていた体型が少し痩せて「普通」になっていました。
↑ 12月。オペ時に剃った口元の毛が生えてきました。日の当たる所でまどろみ中。
最近では、固形物を食べると痛むようなので、
柔らかいものを中心に食べさせているとのことでした。
お土産のレトルトパウチを少し与えてみると、美味しそうにペロリと平らげて
まだ食べ足りないという風にお皿まで舐めていました。
10月帰省時に比べて、随分と不自由になってきた印象を受けたので、
子犬の時とは逆にひとつひとつ、出来ない事が増えていくんだなと感じました。
これが「老い」というものなのでしょうけれども、
幼い子犬に戻って行くような、そんな感覚もするのが不思議です。
・水を飲む
・ご飯を食べる
・歩く
・排泄する
・寝そべる&寝る
・次に何をするか考える
といった基本的な行動の一つ一つが、とてもスローであり難しそうでもあり、
何かをしようとする度に、決意が必要そうな様子であったり、
懸命さや、注意深く行動しているのを感じます。
成功したり失敗したりするようになったので、見ているこちらがハラハラ。
「生きる」ためには、頑張らないといけないことが沢山あるんだなと気付き、
まさに「がんばって生きてる!」んだなあと、様子を見ていて思いました。
↑ ベランダで自主リハビリ。えっちらおっちら、往復ウォーキング。
痴呆の症状も、多少出ている気がしますので、
(脳に腫瘍がある可能性もなきにしもあらず。CTしていないので詳細不明。)
じっと考え込んで固まっていたり、困っていそうな時はサポートしますが、
過剰なサポートや不要なことは、余計なお世話という風な態度を取る所も、
以前のままであり愛犬らしさは健全だなと思いました。
↑ 食べて運動して、沢山寝て起きたら排泄。その繰り返し。
今回の帰省時にチャレンジしようと決めていたこと、それは「お灸」。
人用の物ですが、犬にも使えるというものです。
体をほぐしたり、関節の痛みなどを軽減する効果があるそうなので、
お勧めして頂いたことから、初めて試してみる事にしました。
常にうなだれて、意を決した時しか上がらなくなってしまった首が
少しでも楽になればという思いと、まだオペした部分に痛みを感じるせいか、
安静時に震えるようなので、その痛みや、老化による節々の関節痛などの
軽減に繋がれば良いと思って。
愛犬が若い頃なら「お灸」を絶対に不信がり、嫌がって逃げただろうと思いますが、
寝ている時にそっとやってみると、意外にも逃げずに大人しくしていました。
首や肩辺りだとじっとしているのですが、下半身やお腹の辺りにしようとすると、
パッと目が開いてモゾモゾ動くので気持ち良い箇所とそうでない箇所が
分かりやすかったので、気持ち良い箇所だけしておきました。
お灸の匂いがかなり強いのですが、愛犬自身の嗅覚が
随分衰えたこともあってか、さほど気にする様子もありませんでした。
口の中に、腫瘍が見つかったのが今年の3月。
悪性黒色腫瘍と確定診断が出て、1回目の除去オペをしたのが5月末。
6月には、1泊で一緒に旅行に出かけて楽しみました。
16才の誕生日を迎えたけれど、患部への再発と首のリンパへの転移が見つかり、
余命宣告を受けたのが8月。
9月は非常に心配な気持ちで通り過ぎ、
10月にはうちのコ記念日を無事に迎え、
11月に2度目の患部除去オペ。
気がつけば、抗ガン治療なしで12月まで生き長らえて、
次の目標である、クリスマス&年越しも夢ではなくなってきましたが、
安心はできないので、次の帰省時まで元気で無事にいてくれたらいいなと思います。
↑ オペした際、左目上のイボもついでに取ってもらえたらしく、目元スッキリ。
検討した結果、11月上旬に2回目のオペをしました。
前回と同じ場所に出来た腫瘍が、再度大きくなって少し唾液に血が混じる
ようになったり、再度口腔内の腫瘍の匂いが漂うようになってきたこと、
食欲はありますが、食べ辛そうな素振りが見られたからです。
1回目の時に比べて、格段に体力が落ちているので、
麻酔の危険性もより高まり、一か八か的な所もありましたが、
オペは院長先生が執刀してくださったようで、
担当医の先生ももちろん、看護士さんのケアも含め関係者の皆様が
力を尽くして頑張って下さったおかげで、無事にオペを乗り切りました。
麻酔から目覚め、翌日には出されたご飯をペロリと平らげたそうで。
しかし、患部を前回よりも広範囲で切除したのと、
体への負担を考えて強い効果のある鎮痛剤が使えないという事から、
術後は相当な痛みがあったらしく、麻酔から目覚めて以降ずっと
終始「オーン、オーン」と聞いたことのない辛そうな呻き声を、
呼吸に合せてずっと出していたようです。
退院した翌日に会いに行きましたが、右側の顔つきは変わってしまいました。
↑ 11月、2回目のオペ後の写真。右側ほっぺは赤く腫れ、抜糸前な為痛々しい姿。
が、そんな痛みにも関わらず、食欲はあって指示されたドライフードを
平らげていたので、少しだけ安心できました。
オペから無事に生還したことを確認したのが11月上旬。
そして、先日12月の様子見帰省をしてきました。
帰宅すると数秒後に私の気配に気付いて近寄ってきました。
拍車がかかったよたよた歩きをしつつ、尻尾を回して(本犬的には振っている)
喜びを表現しつつ出迎えてくれました。
2度目のオペの後、一時期食欲がなくなってしまったそうで、
太っていた体型が少し痩せて「普通」になっていました。
↑ 12月。オペ時に剃った口元の毛が生えてきました。日の当たる所でまどろみ中。
最近では、固形物を食べると痛むようなので、
柔らかいものを中心に食べさせているとのことでした。
お土産のレトルトパウチを少し与えてみると、美味しそうにペロリと平らげて
まだ食べ足りないという風にお皿まで舐めていました。
10月帰省時に比べて、随分と不自由になってきた印象を受けたので、
子犬の時とは逆にひとつひとつ、出来ない事が増えていくんだなと感じました。
これが「老い」というものなのでしょうけれども、
幼い子犬に戻って行くような、そんな感覚もするのが不思議です。
・水を飲む
・ご飯を食べる
・歩く
・排泄する
・寝そべる&寝る
・次に何をするか考える
といった基本的な行動の一つ一つが、とてもスローであり難しそうでもあり、
何かをしようとする度に、決意が必要そうな様子であったり、
懸命さや、注意深く行動しているのを感じます。
成功したり失敗したりするようになったので、見ているこちらがハラハラ。
「生きる」ためには、頑張らないといけないことが沢山あるんだなと気付き、
まさに「がんばって生きてる!」んだなあと、様子を見ていて思いました。
↑ ベランダで自主リハビリ。えっちらおっちら、往復ウォーキング。
痴呆の症状も、多少出ている気がしますので、
(脳に腫瘍がある可能性もなきにしもあらず。CTしていないので詳細不明。)
じっと考え込んで固まっていたり、困っていそうな時はサポートしますが、
過剰なサポートや不要なことは、余計なお世話という風な態度を取る所も、
以前のままであり愛犬らしさは健全だなと思いました。
↑ 食べて運動して、沢山寝て起きたら排泄。その繰り返し。
今回の帰省時にチャレンジしようと決めていたこと、それは「お灸」。
人用の物ですが、犬にも使えるというものです。
体をほぐしたり、関節の痛みなどを軽減する効果があるそうなので、
お勧めして頂いたことから、初めて試してみる事にしました。
常にうなだれて、意を決した時しか上がらなくなってしまった首が
少しでも楽になればという思いと、まだオペした部分に痛みを感じるせいか、
安静時に震えるようなので、その痛みや、老化による節々の関節痛などの
軽減に繋がれば良いと思って。
愛犬が若い頃なら「お灸」を絶対に不信がり、嫌がって逃げただろうと思いますが、
寝ている時にそっとやってみると、意外にも逃げずに大人しくしていました。
首や肩辺りだとじっとしているのですが、下半身やお腹の辺りにしようとすると、
パッと目が開いてモゾモゾ動くので気持ち良い箇所とそうでない箇所が
分かりやすかったので、気持ち良い箇所だけしておきました。
お灸の匂いがかなり強いのですが、愛犬自身の嗅覚が
随分衰えたこともあってか、さほど気にする様子もありませんでした。
口の中に、腫瘍が見つかったのが今年の3月。
悪性黒色腫瘍と確定診断が出て、1回目の除去オペをしたのが5月末。
6月には、1泊で一緒に旅行に出かけて楽しみました。
16才の誕生日を迎えたけれど、患部への再発と首のリンパへの転移が見つかり、
余命宣告を受けたのが8月。
9月は非常に心配な気持ちで通り過ぎ、
10月にはうちのコ記念日を無事に迎え、
11月に2度目の患部除去オペ。
気がつけば、抗ガン治療なしで12月まで生き長らえて、
次の目標である、クリスマス&年越しも夢ではなくなってきましたが、
安心はできないので、次の帰省時まで元気で無事にいてくれたらいいなと思います。
↑ オペした際、左目上のイボもついでに取ってもらえたらしく、目元スッキリ。
by scentline
| 2013-12-10 00:28
| 日常